【2022年5月23日現在】まだ間に合う!これから値上げする住設機器メーカー3選

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2021年から2022年にかけてリフォーム業界や新築住宅業界では住設機器の値上げが大きな話題となっています。

恐ろしいことにまだまだ原材料高騰がとどまらない様子でさらなる値上げが発表される可能性があるとも言われています。

実際に同じ建築業界では日本ペイントなどの塗料メーカーがここ2年の間に10%クラスの値上げを2回行っており、物価上昇が顕著となっています。

目次

多くのメーカーは2022年4月の段階で価格改定済み

残念なことに主要メーカーの多くは2022年4月の段階ですでに価格改定が行われてしまっています。

スクロールできます
メーカー名値上げ幅改定日
アイジー工業


17%

2021年8月1日
YKK AP

8~15%

2022年1月1日~随時
LIXIL(リクシル)

2~39%

2022年4月1日
Rinnai(リンナイ)

5~10%

2022年4月1日
sangetsu(サンゲツ)

18~24%

2022年4月1日

DAIKEN(大建工業)

10~12%

2022年4月21日
Takara standard(タカラスタンダード)

1~9%

2022年4月25日

一方で価格改定まで猶予があり、これから見積もりをとっても値上げ前の価格で施工ができる優良メーカーが残されています。

水廻りに関する商品は紹介する3社がほとんど取り扱っております。

これからの数か月が値上げ前の最後の駆け込み期間となりますのでぜひ確認していってください。

Panasonic(パナソニック):8月1日受注分まで

パナソニックは2022年8月1日の受注分から値上げを予定。

パナソニックは住設メーカーの中でも珍しく、水まわり設備とフローリングやドアなどの内装建材を扱う総合的なメーカーです。

そのため、リフォームやリノベーションをしようと思ったときパナソニックだけですべてを完結することもできます。

木の色味などを合わせられたりするので新築モデルルームのような統一感のある仕上がりにできます。

↓水まわり関係の値上げ情報

対象商品 シリーズ名 改定率 実施日

キッチン

システムキッチン

Lクラス

ラクシーナ

Vスタイル

約9%

2022 年
8 月 1 日
弊社受注分より

ミニキッチン

MKV
キッチン部材

キッチンボード

(単品)

バスルーム 戸建て向け

Lクラス

オフローラ

約11%
マンション向け

リフォムスバス

MRバス

アパート向け 賃貸ユニットバス

約15%

洗面化粧台

Lクラス

エムライン

アクアファーニチャー

約9%

 ウツクシーズ

 シーライン

約6~9%
トイレ設備

アラウーノ本体

 L150

約6~7%
 S160 約9~10%
 Vシリーズ 約12%
トイレ周辺部材

 アラウーノ専用手洗い

 カウンター

 手洗い

約9%

↓建材関係に関する値上げ情報

商品シリーズ 改定率 実施日
インテリア建材 ベリティス 約10% 2022 年
8 月 1 日
弊社受注分より
インテリア建材 ベリティスパブリック
システムファーニチャー キュビオス
インテリア建材 インテリアAP
木質床材 1,000円~2,000円/坪

クリナップ:9月5日納品分(一部注文分・見積分)まで

クリナップは2022年9月5日納品分から値上げを予定。

クリナップはもともとキッチン専業メーカーだったためキッチンが主力のメーカーです。

最近ではキッチンの天板は人造大理石が主流となってきていますが、クリナップはステンレスの品質が強みです。

通常のステンレストップも品質が高いですが、プロ仕様のキッチンのような高品質なステンレスや海外のキッチンを思わせる無骨な金属トップはほかのメーカーにはない魅力があります。

クリナップは納品分のためリフォーム会社によっては早々に値上げ対応になるかも!

クリナップの営業所に確認したところ、今から発注したとしても納品が改定日を超える場合には値上げ後の価格となるようです。

IHや一部のガスコンロが欠品しているのでもしかすると値上げ前の価格での対応はできない可能性もあります。

カテゴリー対象商品、取り付け設置費改定率
システムキッチンCENTRO、STEDIA、ラクエラ10%程度アップ
システムバスルームアクリアバス、YUASIS10%程度アップ
その他一般商品コルティ、流し台、ミニキッチン
洗面化粧台、浴槽 など
10%程度アップ
関連機器類上記シリーズに採用する全ての機器10%程度アップ
アクセサリーパーツ類上記シリーズを含む全ての商品10%程度アップ
アフターサービスパーツ類上記シリーズを含む全ての部品10%程度アップ
取り付け設置費上記シリーズを含む全ての取付・設置10%程度アップ

TOTO:10月1日受注分まで

TOTOの値上げは2022年10月1日受注分からを予定。

今回選んだ3つの商品の中で最も値上げまでの期間が長いのがTOTOです。

TOTOはトイレが有名で、皆さんがよく使うウォシュレットという言葉はTOTOの商品名で他社は使うことができません。

トイレだけでなく実はユニットバスも性能がよくシェアもLIXILに次いで高いです。

独自のほっからり床が大人気で、他社の風呂の床が固いのに対してTOTOは柔らかく水はけがよいという唯一無二の性能があるため、各社営業マンが対抗トーク術を伝授してくれるくらいベンチマークされています。

対象商品改定率
衛生陶器3~8%程度
ウォシュレット2~13%程度
水栓金具6~12%程度
ユニットバス・システムバスルーム6~20%程度
洗面化粧台4~8%程度
システムキッチン2~7%程度

まとめ

値上げのニュースは生活費が高くなるため目をそむけたくなりますが、情報としてうまく活用すれば事前に安くリフォームすることもできます。

リフォーム業界に限らずモノの価格は一度上がったら下がることは少なく、状況的に段階的な値上げも行われていきそうです。

壊れていない限り、キッチンやお風呂のリフォームはやらない方がほとんどですし、壊れるのも水栓やガス機器であることがほとんどなので部分交換で何とかなってしまうのも事実です。

そのため、どれくらいの時期に交換するか、どれくらいの予算で考えていくかなどこの機会にぜひ検討してみてはいかがでしょうか?

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