リフォームを検討する人におすすめしたい本・雑誌7選│プロがお客さんに進めるものを厳選

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最近はネットの利用が普及したため、リフォームやリノベーションに関するサイトが急激に増えウェブ検索で情報収集することが簡単になりました。

しかしながら、インターネット上には広告のためのサイトやリフォーム会社の営業用ホームページも増えてしまったため中立的な情報取得は難しくなっているように感じます。

そこで今回は専門的な情報を学ぶ際におすすめの本や雑誌をご紹介しようと思います。

実際に自分が購入してよかったものやお客さんにお勧めしたものを実体験から選んでいきますので是非参考にしてください。

目次

リフォーム・リノベーションの書籍は洗練された情報の宝庫

ネットで情報収集を行う際に特有の注意点があることを皆さんはご存じでしょうか?

「フィルターバブルやエコーチェンバ」という言葉があり、ネットやSNSでは正しい・正しくないにかかわらず自分の考え方に沿った情報ばかりを集めてしまう傾向があるそうです。

ネット検索では過去に検索をしたり、閲覧した情報をもとに検索結果が最適化されてしまうようになり、知らず知らずのうちに似たような考え方に囲まれてしまっています。

一方、本や雑誌などの書籍は出版の関係があるため発行された後は簡単に内容を変えることができません。長く多くの人に読んでもらいたい意図も働くので普遍的で正しい基礎情報が多くまとめられます。

リフォームやリノベーション雑誌では自分の考えていた以外のアイデアや住設機器などがたくさん使われておりますので視野を広げたり、理想の形をビジュアルで確認することができます。

リフォーム業界で働いている優秀な人はリフォーム雑誌をよく読んでいる

業界内の表彰などでお客様満足度の高いプランナーさんに話を聞くと、かなりの確率で複数のリフォーム雑誌を定期的に読むようにしているという話を聞きます。

市場のトレンドは雑誌に反映されてているので感覚に頼るのではなく今一番良いと感じられるものを先取りできるのがリフォーム雑誌とのことでした。

また、実際に気に入ったものを雑誌で手元においておけるとリフォームの打ち合わせの際に資料として活用することもできるのでイメージ共有のツールとしても大変役立ちます。

お勧めのリフォーム本・雑誌

それではここからお勧めの書籍・雑誌の紹介をしていきたいと思います。

1.徹底的に考えてリノベをしたら、みんなに伝えたくなった50のこと

顧客視点で徹底的に調べ抜いたリノベーションの進め方 決定版

社会派ブロガーのちきりんさんが自身のマンションリノベーション体験をわかりやすく体系的にまとめた指南本です。

リフォームの指南本としては珍しく業界のプロではなくリノベーション未経験の顧客が執筆しているのが特徴です。

リフォーム会社の経営者や営業マンがまとめた本は施工側の都合がいいように書かれていることが多いですが、調べることに長けた人が業界の仕組みを紐解き、どのように進めていけばよいかをまとめている本なのでお客さんには絶対に読んでもらいたい一冊です。

この本を読めば、信頼できることを言っている会社かどうかを見極める目も養われますし、リフォームに取り組むマインドがしっかり定まるので打ち合わせも円滑に進めることができると思います。

業界の常識的な部分もかみ砕いて書かれているのでリノベーションの本質を理解してから検討を進めたい人にお勧めです。

内容が大型リフォーム寄りになっているので800万円~のリフォームをしたい方にはぴったりだと思います。

私自身もバイブルとしてキンドルにも入れて持ち歩いています。

2.やらなければいけない一戸建てリフォーム

自由国民社
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戸建て住宅を持つ人向けの教科書のような一冊

戸建て住宅に特化したリフォームの教科書的立ち位置の本です。

嗜好性の高いリフォームではなく、資産維持のために必要な実用的なリフォームについて記載されていることが特徴です。

外装塗装・屋根のメンテナンス・水廻りの設備交換や配管更新などについて、いつやらなければいけないのか、どのくらいの予算設定が必要なのかをまとめてくれているので戸建て住宅の修繕計画を立てるために読んでおくことをおすすめしたい一冊です。

新築を購入した人や築10年を超えて修繕を考え始めた方、中古の戸建て住宅を購入しようとしている方にはピッタリの内容だと思います。

費用感に関しては多少誤差があるような気もするので各論ではなく総論として大枠をつかむ方がよいと思います。

3.最高に気持ちいい住まいのリノベーション図鑑

著:大島芳彦, 著:佐々木龍郎, 著:嶋田洋平, 著:新堀学, 著:田島則行, 著:馬場正尊
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カテゴリーごとに横割りで事例を確認したい人にお勧めの一冊

写真をベースに施工事例をカテゴリーごとに確認することができる図鑑的な本です。

雑誌などは完成したリノベーションを一式として紹介してくれるので見栄えがいいですが部位ごとの事例を見るには向いていません。

その点この一冊は「仕上げ」「部材」「収納」「間取り」「敷地」「環境」などのカテゴリーごとに様々なテクニックを使ったリフォーム事例が掲載されていますので興味のある分野に絞って作品を見ていくことができます。

掲載されているものはどれも真似したいものばかりですので、事例を楽しむ「図鑑」としての役割はもちろん、実際にリフォームをする際に参考にしたり要望資料として使える一冊でもあります。

4.住まいの解剖図鑑

著:増田 奏
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イラストで楽しみながら住宅の設計を学ぶための一冊

リフォームをする際にプランナーに丸投げするのではなく自分でも理想のプランを設計してみたいと思う方は少なくないと思います。

しかし、平面図を見ても生活のイメージが湧かなかったり、住宅設備はどんなものを選んだらいいのか、ベッドやテーブルの大きさをどの程度想定した方がいいのかなどわからないことだらけではないでしょうか。

住まいの解剖図鑑ではインテリアコーディネーター志望者が講習で学ぶような基礎的な設計知識を500点を超えるイラストを活用しながら学習することができます。

業界未経験のスタッフが入ったときには必ず一読してもらっているものですし、このシリーズは個人的にもお気に入りなのでいろいろな種類の解剖図鑑も持っています。

「インテリアの解剖図鑑」や「片付けの解剖図鑑」もリフォームに役立つ書籍なので興味があれば手に取ってみてください。

著:鈴木信弘
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著:松下 希和
¥1,980 (2023/03/06 14:19時点 | Amazon調べ)

5.Casa BRUTUS (カーサ ブルータス)シリーズ

編集:カーサブルータス編集部
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「Casa=家」を中心に人生を楽しむことコンセプトとした王道雑誌

本屋さんでも店頭に置かれることの多い大人気の雑誌です。

Casaとはスペイン語で「家」という意味で、家を中心として建築・デザイン・食・アート・ファッション・旅など、好奇心旺盛に人生を楽しむテーマを扱っている月刊誌です。

月により様々なテーマを取り扱っているので興味があるものをバックナンバーからも購入できるのがうれしいです。

実際にリフォームの参考書として使えるものから、建築に興味が湧くような変わり種の題材まで多種多様なテーマを扱っています。建築の教養を高めるという意味でも大変有意義な雑誌になっています。

6.relife+(リライフプラス) シリーズ

扶桑社
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代表的なリノベーション専門雑誌

住宅雑誌の中でもリノベーションを専門にした珍しい雑誌です。

専門雑誌なので月間ではなく3・6・9・12月の年に四回の出版となっています。

少し強く感じるかもしれませんが実際の工事費やローン事情などの具体的な内容が盛りだくさんなのでデザインやアイデアだけでなく具体的なことも知りたい方は一番参考になる雑誌ではないかと思います。

7.住まいの設計 シリーズ

扶桑社
¥1,480 (2023/03/06 14:51時点 | Amazon調べ)

カジュアルでエンタメ感のある建築系雑誌

Hey! Say! JUMP伊野尾慧さんやアンガールズの田中さんなど建築学科を卒業した建築に詳しい芸能人のコーナーがあるエンタメとしても楽しい雑誌です。

内容に関してはしっかり建築に関しても踏み込んでいるのでリフォームやリノベーション、家づくりを考える人にも十分参考になるものに仕上がっています。

「学習用の書籍」を読んでから雑誌でイメージをつかむのがおすすめ!

リフォームを具体的に進めようと思っている人はリフォームや住宅設計についてまずは体系的に理解を深めてから具体的なイメージを雑誌で具体化するのがおすすめです。

最初から雑誌を見るとすべてがおしゃれでいいものに見えてしまうと思いますが、まずは自分はどんなことをやりたいのか、リフォームってどんなものなのかを知ったうえでデザインに入るとかなり腑に落ちると思います。

すぐにリフォームを考えていない方でも、建築の教養を高める目的で雑誌を読むことは趣味になりえるほどの楽しさがありますのでぜひ手に取っていただけると嬉しいです。

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